借金に時効はある?

 

借金の事について調べていると「借金の時効」という言葉を目にするのではないでしょうか。

 

借りたお金を返さなくてもいい…そんな虫のいい話があるんだろうか?
と思われるでしょうが、借金の時効は存在します。

 

しかし、誰もが成立するのではありません。
全ての人が簡単に成立していたら、債権者は成り立ちません。もちろん、債権者は時効が成立しない為にあの手この手を使ってきます。

 

ここでは「時効とはなにか」「成立するまでの流れ」「デメリットやポイント」について解説していきます。
是非、参考にしてくださいね!

借金の時効とは?

 

法律で定められた一定期間、借金の返済を行わなければ返済義務がなくなるというものです。

 

借金の時効が成立するには5〜10年という期間があります。
この差は、借入先によって法律で定められている期間が異なっているのです。

 

◆銀行や消費者金融から借りた場合…5年
◆友人、知人、家族などから借りた場合…10年

 

先程もお話ししたように、時効成立には一度も支払わないという事がポイントです。

 

ではいつから支払っていないと、時効成立なのでしょうか。

 

 

いつから計算するの?

「返済期日がない」「返済期日がある」で、計算の日は変わってきます。

 

【返済期日がない場合】

規約日の翌日から計算します。

 

例えば)
2016年11月1日に借入をした場合
翌日の2016年11月2日が起算点になります。そこから、5年後・10年後まで一度も支払いをしなかったら時効成立です。

 

【返済期日がある場合】

返済期日の翌日から計算します。

 

例えば)
2016年11月1日に借入をした場合
返済期日が2016年12月1日の場合、翌日の2016年12月2日が起算点になります。そこから、5年後・10年後まで一度も支払いをしなかったら時効成立です。


中々素人では、この時効の期間・起点日がはっきりと分からないと思います。
そのような場合は、専門家の力を借りる事をオススメします。

 

【消滅時効の援用で借金を消滅】
時効の成立は個人では難しいものです。
専門家の力を借り、アドバイスを受けることがオススメです。

 

 

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一定期間経っても放置ではダメ!

 

「時効期間が経っただけで、借金の返済義務がなくなる」わけではありません。

 

お金を借りた相手に対して「借金の消滅時効が成立しているので、支払い義務は既に消滅しています」という事を伝えなければなりません。
この意思表示をしてから、時効が成立です。

 

これを「時効の援用」と言います。

 

特に法的書面は決まっていませんので、郵便局などで内容証明で郵送する方法が一番多く利用されています。
内容証明を利用するのは、郵便局が誰から誰宛にどのような郵便を郵送したかということを証明してくれるからです。

 

受け取ってないなどと、後々金銭問題のトラブルにならないためにも、しっかりと第三者に証明してもらうツールを利用すべきでしょう。

 

口頭で直接伝えても大丈夫という人もいますが、こちらも言った言わないのトラブルのもとになりますのでしっかりと証明として残る書面が良いでしょう。

 

 

借金時効のデメリットは?

 

借金の時効が誰でも成立するわけではない!という点です。
むしろ意図的に、時効を成立させるのは精神的にもかなりの覚悟が必要です。

 

全ての人に時効が成立していては、貸主はやっていけませんので、借金の時効を止める手段があります。

 

「時効の中断」と言って、時効の進行をストップし今までの時効期間を全てなかったことにする手段になります。

 

貸主が時効の中断を行う度に、またあなたの時効成立までのカウントはゼロに戻ってしまいます。
貸主は下記のような手段で、あなたの時効を中断させます。

 

 債務の承認
債務者が1円でも返金した場合、債務の承認にあたり時効はストップします。

 

 

 請求
債権者から債務者へ、請求を行うことが可能です。
裁判所に申し立てを行い、支払い請求を行います。

 

 

 差し押さえ
裁判所が債権者に強制執行の許可を出すと、債権者は債務者の財産を差し押さえることができるようになり、時効は中断されます。

 

 

時効成立まで

お分かりの通り時効を故意的に成立させるのは、かなり難しいと言えます。

 

「日々の催促の電話や手紙」
「差し押さえの恐怖」
「家族や会社へばれて信用を無くす」
などの精神的・肉体的ストレスと5〜10年も戦わなければいけないのです。

 

逆に、住所変更などのタイミングが重なり請求が自分の手元に来なかった場合
「長い間留守にしていて…」
「住所を転々としてて…」
ある日突然請求が来た・・・という方は、時効が成立している可能性があるので弁護士や専門家に相談をしてみましょう。

 

逆に、その様な方に要注意は利息が膨大になっている可能性もあります。

 

【消滅時効の援用で借金を消滅】
時効の成立は個人では難しいものです。
専門家の力を借り、アドバイスを受けることがオススメです。

 

 

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故意的に逃れようとお考えの方は、失敗してしまうと多額の膨大な利息に追われ借金金額が返せない金額になりかねませんのでオススメできません!!

 

今現在、借金の返済が少し不安・この先どうやって返していけばいいか分からないという方はプロの弁護士に相談をしてみる事をオススメします。

 

 

 

時効ではなく、債務整理を視野にいれては如何でしょうか。

 

債務整理とは…
個人ではどうすることも出来なくなった借金から、あなたが普通の生活ができるように法的処置を取り借金を減額することであなたを守る手段になります。

 

その中でも、裁判所を通さずに家族や会社に内緒で手続きが行え「将来利息のカット」を原則としている任意整理が一番利用されています。
手続きが開始されると「催促の電話」「催促の手紙」「差押え」がストップします。

 

債務整理は借金地獄からあなたを解放し、逃げ回る必要がなくなる法的手続きになります。

 

 

 

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